日本ワインブドウ革新的苗木サプライチェーン
- 対象果樹/ワインブドウ苗木、ワインブドウ:ヴィティス・ヴィニフェラ(ワイン用ブドウまたは欧州系品種及びハイブリッド種)
- 対象市町村/北海道岩見沢市・大分県宇佐市安心院町
- 中核機関/一般社団法人 日本ワインブドウ栽培協会
- 参加企業・団体等/・有限会社菊池園芸 ・株式会社こことある
・合同会社10R ・株式会社石和田産業
気候変動に対応した耐病性・耐暑性・耐寒性、さらには栽培性に優れた品種を発掘し、
これらの苗木をウイルスチェック済みで供給する体制を構築することで、
日本のワインブドウの生産現場を革新的に最適化します。
●日本国内での適地適作品種を見つける→新品種やクローンの輸入/試験圃場での耐病性や栽培性などのチェック●ワインブドウのウイルスチェック体制の確立→ウイルスプロトコルの作成/ウイルスチェック済み苗木サプライチェーンの構築
国内外から収集した有望な品種やクローンを各地に導入し、収量、ブドウやワインの品質などから適応性を科学的に検証します。
①耐病性・耐寒性・耐暑性を備えた品種、②豊産性のある品種、③栽培管理のしやすさ、などを評価指標に、日本の各地域で適地適作の試験栽培を行う。上記を行うための品種検討会などの勉強会を各地で行う。
ワインブドウウイルスの検査体制を整備し、健全苗を安定供給することで生産者のリスクを削減します。
ウィルスチェック済み苗木の安定供給により、栽培の合理化・省力化を進める。また、簡易なウイルス検査技術を導入し、感染拡大を防ぐ仕組みを整える。これにより、病害リスクの低減、栽培コスト削減、品質向上を実現する。
反収増加と労働生産性向上を同時に実現する、あるいは栽培コスト削減と品質向上を同時に実現するなど、北海道や大分といった地域特性に応じたモデルを構築します。
●寒冷地生産向上モデル(北海道)/寒冷地で反収が少ない地域で、反収増、工数削減が可能なワインブドウ栽培モデルを構築
●適地適作品質向上モデル(大分)/温暖化が進む地域で優れた香味品質で価値向上が可能なワインブドウ栽培モデルを構築
消費者教育を通じた新需要の創出と市場醸成
新品種ワインの試飲会や勉強会を通じ、消費者に品種特性と風土に適した品種の選定の重要性を理解してもらう。固定観念を転換し、多様な日本ワインへの関心を高め、新要素を創出して市場拡大につなげる。
該当作物の一般的な栽培状況や課題
現状日本国内には、利用できるワイン用ブドウの品種が約60種しかない(フランスは420、アメリカは550以上)。産地に適していない品種でも栽培している事例も多く、生産効率は悪い。また、ワインブドウ苗がウイルスに感染、ワインブドウの圃場のブドウ樹も感染し、収穫量が低下するなど、農家の収入減につながっているようにも見受けられる。
コンソーシアムが目指す未来像
8~10年かけて日本で栽培できるワイン用の品種を200程度まで増やし、適地適作のための選択肢を増やし環境に優しい農業を実現する他、収穫量や品質の向上で、農家の収入をアップさせ、農業を後押しする。
現状(Before)
寒冷地生産性向上モデル/●販売額:355,000円/10a ●労働生産性:91.7万円/人
適地適作品質向上モデル/●販売額:410,000円/10a ●労働生産性:489万円/人
8年後の目標(After)
寒冷地生産性向上モデル/●販売額:511,200円/10a ●労働生産性:482万円/人
適地適作品質向上モデル/●販売額:590,400円/人 ●労働生産性:1,062万円/人

